働くことについて考えたこと

唐突ですが、私は将来就職したくないなと思っています。「世の中そんな甘くない。」「世の中をなめるな。」といわれることも重々承知です(実際多くの人からそういわれました)。しかし、会社に就職することについてどうしてもプラスのイメージをもてないのです。

ここで、私自身のエピソードについて話させていただきたいと思います。4月の中旬のころです。ようやく入学式が終わり授業が始まる時期。一般的にですが、初めの授業で自己紹介することってそこそこありますよね?私の場合もそのような授業がありました。なので私は自己紹介で思い切って、私は就職せずに生きていきたいなと考えています的なことを言いました。自己開示することによって同じようなことを考えている人と仲良くなれるかもしれないと思ったからです。その後、同じ学科の人と話すとき、「あの時働きたくないって言ってたよね?」と聞かれることがありました。私は、「働きたくないとは言ってないよ。ただ就職したくないだけなんだ。」と返しました。

ここで一つ気づいたことがあります。一般の常識では 働くこと=就職すること になっているのではないかということです。私は一言も働きたくないとは言いませんでした。しかし、なぜそういわれたのか。そこで、働くこと=就職することになっているのではないかと考えたのです。ここでもう一つ掘り下げて なぜ働くのか について考えました。考えた結果、人は生きるために働くのだと思いました。もし働かなくても生きていける、つまりなにもしなくても住む場所があり、食べるものがあり、着る服があり電気が使えるならば人は働かないのではないでしょうか。よって、働くこと=生きることという式ができると思います。ここでもう一つ、現代では ものを食べることができる=食料を買うことができる という等式が成り立つと思います。特に日本では、食料のほぼすべてを自給自足できる人は少ないと思うからです。すなわち、先ほど書いた 働くこと=生きること に一つ付け足したいと思います。

働くこと=お金を稼ぐこと=生きること こうはならないでしょうか?食料を買うことができるにはお金が必要です。つまり働くことの直接的な理由は お金を稼ぐこと です。ここで最初に戻ると 働くこと=就職すること は少し違うのではないかと思います。 例えばラーメン屋の店長さん。彼、彼女は就職ではなく起業したのではないでしょうか。しかし、確かにお金を稼いでいます。このように考えてみると、直接 働くこと=就職すること とは言えないのではと思います。しかし、これが間違っているわけでは決してありません。会社員の方も同じようにしっかりお金を稼いでいるからです。ただ、働くことが就職することだけではなく、もっといろいろな方法があるのではないかと考えているだけなのです。

以上 働くことについて考えたこと でした。