10代の人にぜひ読んでほしい本"6TEEN"(石田衣良著 新潮文庫)

今回は、僕がかなり影響を受けたと思える本、"6TEEN"を紹介したいと思います。僕がこの本を読んだのは確か中学生のころだったと思います。しかし、とても心に残る本で、今でも読み返しているので紹介しようと思いました。ちなみに僕はこの本を読んで初めて”本を読んで泣く”ということを経験しました。

 

 

 

この本の主人公は16歳の高校生4人。そして、この4人によって高校生の悩み、苦悩がリアルに描かれています。

将来はどうなるのか?自分の場所はあるのか?死んだらどうなるのか?などについて4人が悩み、そして考えます。

 

 

 

僕が最も心動かされたのは、”16歳の別れ”というこの本最後の章です。

 

 

 

題名から想像できるかもしれませんが、この章では主人公4人にとっての友達が一人亡くなってしまいます。同じ16歳の友人がです。友人の早すぎた死を目の当たりにした4人は、死についていろいろ考えます。

 

 

主人公4人と同じように、当時中学生だった僕は死について考えました。

 

16歳でも死んでしまう人がいるんだ。

死んだらどうなるんだろう。

まだ死にたくないな…。

こんなことを考えていましたね。

 

そして、いろいろ考えた結果、人の命は有限だということ強く思いました。さすがに僕らの世代(10代)だと、まだ死を遠くのことと考えてしまいがちです。でも実際はいつ死ぬかわかりません。もしかしたら明日、事故にあってしまうかもしれない。5年後に重い病気にかかってしまうかもしれない。未来のことは誰にもわかりません。でも、ひとつ確かなのが、いつかは死んでしまうということなのです。こういうところに死の恐怖がありますよね。

 

 

いつ死ぬかわからないけど最後は死ぬ。やっぱいつ向き合ってみても死というのは怖いです。でも、10代のうちに死について考えるのは悪いことではないと思います。

 

 

この本を読んだとき、僕が

          

         

          いつ死んでも後悔しないように生きよう

 

 

と強く思ったことを覚えています。

 

 

 

今、当然死ぬことを余儀なくされたら何を一番後悔するでしょう?

 

 

 

ここで、一番初めに思いついたことを今真っ先にすべきことでしょう。

 

 

 

 

後悔がないように生きていきましょう!

 

 

 

 

以上、10代の人にぜひ読んでほしい本"6TEEN" でした!