「博士の愛した数式」の博士と同じ状況を考えてみた

博士の愛した数式(小川洋子著 新潮文庫)に登場する博士はなんと、記憶が80分しか持たないのです。物語の設定では交通事故によってこのような状態になってしまったとのことです。私は大学生なので、もし博士と同じ状況になったらどのような支障が出るのか、ど…

砂漠(伊坂幸太郎著 新潮文庫)を読んで

この小説を読んでまず思ったのが西嶋ってすごいなということです。西嶋という人はこの本の登場人物で、この小説におけるキーマンといっても過言ではありません。この西嶋という人、とにかく堂々としています。しかも自分の考えや、何かやると決めたことは大…

ゼロ秒思考(赤羽雄二 ダイヤモンド社)を試して

悩みが全くないという人はなかなかいないのではないでしょうか?誰もが多少の悩みを抱えながら生活していると思います。私もそのうちの一人です。特にやるべきことが多いときなどは心の中で「あれもやらなきゃいけないし、そうだあれもやらなきゃいけない!…

僕はミドリムシで世界を救うことに決めた。(出雲充著 小学館新書)を読んで

この本は著者がミドリムシで世界の栄養不足を解消するためにいろいろな奮闘をする実話です。著者の、何とかしてミドリムシの屋外大量培養を成功させたい(世界初)、ミドリムシはこんなに素晴らしいんだ、といった熱意にはとても感動しました。しかし、このよ…

恋文の技術(森見登美彦著 ポプラ文庫)を読んで

この小説を読む前は普通の小説のような感じだと思っていました。しかし、読んでみるとわかるのですが、この小説は物語の進め方が文通形式なのです。具体的にいうと、まず主人公が相手の登場人物に手紙を送る。そして、その相手からの手紙(小説上には書かれて…