赤の他人に「写真撮ってください」って言えるっていいよね
大学の授業が終わった後に、明日からGWということもあり、国立西洋美術館に行きました。しかし、今回の話は美術館の展示物の話ではありません。
展示を見終わって帰ろうとすると、僕と同じように美術館の鑑賞にきていたらしい老婦人二人組に、
「これ(スマホ)で写真を撮ってもらえませんか?」
とお願いされました。もちろん僕は、その要望に応じ写真を取ってあげました。
でもよく考えてみるとこれってかなりおかしな状況ですよね。僕は一時的とはいえ、赤の他人の老婦人のスマホを手にしていたのです。正直なんとだってできたはずです。持ち去って逃亡だってできただろうし、個人情報だって見れたかもしれません。でも、僕はしませんでした。
これは、一種の信頼関係が成り立っているからだといえます。老婦人はこの人なら写真を撮ってくれると信じ、僕は応えた。赤の他人とも信頼関係が築けるだなんていいなと思いました。また、今はまだ平和なんだなとも思いました。
別に、老婦人の防犯意識が低すぎるとか、僕の行いは正しいとかそういったことを言いたいんじゃないです。ただ単純に赤の他人に自分のスマホを渡せることができる社会っていいなと思っただけです。このような社会が続くといいなと思います。
だって、いつ自分のスマホが奪われるかわからない社会なんて嫌ですよね?