不死身の特攻兵 鴻上尚史 講談社現代新書 を読んで
この話は特攻隊として9回も出撃したのにもかかわらず、なんとすべてで生還した人物のことが書かれています。
僕は、この本のことを電車の中の広告で知ったのですが、シンプルにこの戦時中という時代で、しかも特攻隊であるのにもかかわらず生還したということにとても驚いたので買って読んでみました。
この生還した人物は、上官に何度も何度も「今度こそは死んで来い!」とののしられながらも生還したそうです。この時代といえば、「お国のために死ぬのが正義」という時代です。よほどの意志がなければそのまま死んでしまっていたでしょう。
しかし、なぜその意志を持ち続けることができたのか、支えとなった経験や考え方は何かがこの本には書かれています。
このことは、今現代でも通用する話だと思います。ブラック企業という言葉は今ではよくしられた話です。また、それと同時に残念ながら過労死という問題もあります。そのような状況下でも生き続ける意志が大切ですよね。そのような状況下での心構えというのは、この本が一つの参考になるのではないかなと僕は思っています。
僕自身の感想としては、「この人はスゴイ」。この一言に尽きました。
特攻隊なのに9回出撃してもも生きてこれたってどんな人なんだろう?
と興味を持った方はぜひ読んでみてください。
この時代なリアルな話とともに、この人物を支えた考え方がわかりますよ!